2016年12月28日水曜日

「ManageEngine EventLog Analyzer」の最新版

ゾーホージャパンは12月16日、統合ログ管理ソフト「ManageEngine EventLog Analyzer」の最新版を提供開始した。
 EventLog Analyzerは、Windows 10 アップデートイベントログとSyslogをはじめとする任意のテキスト形式のログ情報を取り込めるソフトウェアだ。セキュリティポリシー監視やコンプライアンス支援を実施するセキュリティ情報イベント管理(SIEM)ツールとしても活用できる。
 内部ネットワークのログを一元管理することでインシデント発生時のフォレンジック監査にも利用できる。
 最新版「ビルド11025」では、ユーザーインターフェース(UI)を刷新。全文検索エンジンをオープンソースの全文検索ソフト「Apache Lucene」から、オランダのElasticが提供する全文検索エンジン「Elasticsearch」へ変更した。シングルノードの場合にインデックス処理の速度が従来比で10%改善したWindows 7 アップグレード

EventLog Analyzerの基本構成

2016年12月16日金曜日

MS、「Windows Server」発表--サポートを6年追加可能

Microsoftは米国時間12月8日、「Software Assurance」の顧客向けの新しい延長サポートを発表した。
 Microsoftは2017年の早い時期に、「Windows Server Premium Assurance」と「SQL Server Premium Assurance」を展開する。現在の10年に加えて、さらに6年間サポート期間を延長できるものだ。Premium Assurance期間となる6年の間、顧客は「Critical(緊急)」または「Important(重要)」に分類されるセキュリティアップデートとセキュリティ情報を受け取ることができる。
 Microsoftは公式ブログで、新しい延長サポートサービスについて、「継続してコンプライアンスの要件を満たし、まだアップデートの準備ができていないシステム上のセキュリティを確実にする」必要のある顧客を支援するものと説明している。「クラウドに移行するにあたっての柔軟性」を提供するオプションとしても位置付けている。
 Premium Assuranceの対象となる最初の製品は、「SQL Server 2008」及び「2008 R2」(延長サポートは2019年7月に終了)、「Windows Server 2008」及び「2008 R2」(延長サポートは2020年1月に終了)となる。
 新しいWindows Server Premium AssuranceとSQL Server Premium Assuranceオプションは2017年より提供され、個別または同時に購入できる。一定期間(通常は3年)、対象製品の最新版をツールや特典とともに提供するMicrosoftのボリュームライセンスプログラムSoftware Assuranceのアドオンとしても購入可能だ。
 「Premium Assuranceの価格は、現在の製品ライセンス価格の5%程度でスタートし、その後最大12%までアップする。2017年6月末までに購入すれば、Premium Assuranceのコストを約60%削減できる」とMicrosoftは説明している。
 Microsoftは先月、「Office 2007」について2017年以降も延長サポートが受けられるカスタム契約オプションを企業ユーザーに提供しないという決定を下している。Microsoftによると、今後Premium Assuranceの対象製品に他の製品を加える計画はないという。

2016年10月16日日曜日

新しいOfficeのタッチ機能

Microsoftの統合オフィススイート「Office」の新バージョンでは、タッチ機能に対応したことが注目されました。タッチデバイス向けに最適化されたWindows 8の主力アプリケーションとしては、当然の進化とも言えるでしょう。しかしタッチ対応PCはまだまだ普及段階。実際にOfficeのタッチ機能を試した人は、あまりいないのではないでしょうか。
そこで今回は、数あるOfficeの新機能の中から特にタッチ機能についての概要を紹介するとともに、文書作成時の使い勝手は向上しているのかという点を試してみましょう。

新しいOfficeのタッチ機能

Officeがタッチに対応したと言っても、具体的にどんなメリットがあるのかピンとこない人も多いかもしれません。キーボードとマウスで十分なのに、指で操作する必要があるのかと思うことでしょう。そんな人のために、まずは新しいOfficeに追加されたタッチ関連の機能をまとめてました。すべての機能を試したわけではないのでまだ隠されたタッチ機能があるのかもしれませんが、おおよその参考にしてください。

タッチ操作用の「タッチモード」を用意

新しいOfficeではタッチ操作向けに、ボタンやメニューを指で操作しやすくなる「タッチモード」が用意されています。タッチモードはクイックアクセスツールバーの「タッチ/マウスモードの切り替え」から利用可能です。
クイックアクセスツールバーの「タッチ/マウスモードの切り替え」から、利用するデバイスを選択
切り替え前後の画面を見比べると、ボタン類が明らかに大きくなっているのがわかります。しかしそれだけではありません。ボタン同士の間隔も広がっているので、結果としてリボンやステータスバーも広がっているのです。
タッチモードではさまざまなコントロールが広がっているため、マウスモードと比べ編集領域は狭くなっています。解像度の低い環境では1画面あたりの情報量が減るので、文書の閲覧時に影響をおよぼすかもしれません。

2016年10月8日土曜日

Microsoft、Office OnlineのChromeアプリを無料提供

Microsoft14(現地時間)Office OnlineChromeアプリを公開した。GoogleChromeウェブストアから、Word OnlineExcel OnlinePowerPoint OnlineOneNote Online4種類を無料でダウンロードできる。日本語環境でも利用可能だ。


Office Onlineは、Microsoftアカウントでログインして、ブラウザ上でWordExcelPowerPointOneNoteなどOfficeドキュメントの作成・表示・編集を行えるWebアプリだ。ドキュメントはOneDriveに保存する。
Office.comにアクセスすれば、専用アプリを使わずにブラウザ上で利用できるが、今回のアプリではデスクトップ上の「Chromeアプリランチャー」から直接Office Onlineにアクセスできるようになる。



2016年9月26日月曜日

Microsoft Officeとの相性抜群なOneDrive(3)

OneDriveはブラウザからだけでなく、アプリを通して利用することも可能だ。Windows 8.1にはアプリがプレインストールされているが、Windows 7Windows 8でもダウンロードして利用できる。
インストールしてサインインした後、OneDriveと連携させるローカルフォルダを指定する。標準では「C:\Users\ユーザー名\OneDrive」になるが、変更することも可能だ。さらに、OneDrive上のどのデータをローカルデータと同期させるのかをフォルダ単位で指定することもできる。
指定が終わったら、「OneDriveを使ってこのPC上のファイルにアクセスできるようにする」にチェックが入っていることを確認してウィザードを終わらせれば、設定完了だ。同期するまで少し待つと、OneDrive上にアップロードされていたデータが指定フォルダにダウンロードされる。
この後は、このフォルダにデータを入れたり、入っているデータを編集したりすればOneDrive上のデータと同期される。複数のPCで同じ設定を行えば、それぞれからの同期も可能だ。オフィスと自宅、デスクトップPCとモバイルPCなどでユーザー名を変えて利用している場合、PCごとにローカルパスが変わってしまうわけだが問題はない。同じユーザー名でログインさえすれば同じデータを利用できる。

画像はFacebookへの投稿もOK

画像ファイルは「画像」というフォルダが標準で作られるから、とりあえずここに入れておくとよい。指定した同期用フォルダに保存すれば、自動的にOneDriveにアップロードされ、ブラウザからログインした時にも見えるようになる。ブラウザで見た時のフォルダには、保存した画像がスライドショー形式で表示される。
フォルダ内では画像のサムネイルを確認でき、単一画像を開いてその詳細情報を確認することも可能だ。この時、写真内に文字があると抽出してくれる。今のところ、写真の精細さや文字の印字具合によって必ずしも正確に読み取られるわけではないので、機能向上を期待したい。
ファイルを指定して「共有」メニューから指定すれば、ほかのユーザーと共有したり、Facebookに投稿したりできるようになる。FacebookのカバーにOneDriveの写真を設定することも簡単にできるようになるから、普段から利用しているのならば連携させれば便利になるはずだ。

テキストファイルは文字コードに注意

テキストファイルは少々扱いが難しい。日本語環境のPCで普通に作成したテキストファイルは大抵、文字コードがシフトJIS形式になっている。そのままOneDriveに保存し、ブラウザ側で開こうとするとタイトルだけはきちんと表示されるのに中身が文字化けしてしまうのだ。
自宅のPCから保存したファイルを、モバイルPCに入れたOneDriveのアプリを利用してエクスプローラー経由で開くのであれば問題ない。しかし、ブラウザからWord Onlineを使って編集したい場合は、下準備が必要になる。残念ながら今のところ、ブラウザ上で直接エンコードを変更する方法はないようだ。
正しく読める状態にするには、テキストファイルを「UTF-8」形式にしておけばよい。高機能なテキストエディタを使っていなくても、Windowsに標準で付属しているメモ帳で作業できる。ファイルを開き「名前を付けて保存」を選ぼう。同じ名前で保存したい時も、とりあえず「名前を付けて保存」だ。

保存時のウィンドウで、一番下にある「文字コード」のところで、プルダウンメニューから「UTF-8」を指定して保存する。メモ帳やテキストエディタでの見た目は変わらないが、これでブラウザからWord Onlineを使った時にもきちんと中身が読めるようになるはずだ。

2016年9月7日水曜日

Wi-Fi接続設定へのショートカットをデスクトップに作成する

Windows 10の無線LAN接続(設定)は、通知領域のアイコンや「設定」から呼び出せるが、デバイスによっては通知領域のアイコンを押しづらく、アクションセンターのクイックアクションもWi-Fiのオン/オフを切り替えるだけ。そこで、「設定」-「ネットワークとインターネット」-Wi-Fi」を直接開くショートカットファイルを作成しよう。

通知領域のアイコンを押しにくい

筆者は外出時にSurface Pro 4で仕事をしているが、意外に困るのが無線LAN接続だ。通常は常備しているWindows 10 Mobileのモバイルホットスポット(テザリング)でインターネットに接続している。
だが、タッチパッドは(個人的に)使いにくく、通知領域のアイコンをタッチするのも、Surface Pro 4 Type Coverを装着した状態だとけっこう押しにくい。

その代わりに使用するのが「設定」の「ネットワークとインターネット」に並ぶ「Wi-Fi」だ。こちらは通知領域のネットワークアイコンをクリック/タップした時に並ぶウィンドウと同じく、検出したアクセスポイントを列挙し、接続・切断を行える。
この設定画面を開くには、「Win+I」キーを押すなどして「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」をクリック/タップ。場合によっては「Wi-Fi」をクリック/タップと、23ステップを必要とする。

Wi-Fi」のショートカットファイルを作成する

もっとすばやくWi-Fi設定を開きたいと考えて思い付くのが、「Wi-Fi」へのショートカットだ。調べたところ、コマンドラインから呼び出せるため、実行するショートカットファイルを作成できる。これで、問題を解決できることが分かった。


ショートカットファイルをダブルクリックするだけでは面白くないので、今回はショートカットキーを割り当ててみる。ただし、目的のショートカットファイルがデスクトップにある場合のみ有効なので、必要に応じて設定するとよいだろう。




あとは設定したショートカットキーを押すか、ショートカットファイルをダブルクリック/タップすることで「Wi-Fi」が開き、無線LANへのアクセス操作が簡単になる。

2016年8月31日水曜日

あの設定はドコ? - デスクトップやテーマに関する項目

「あの設定はドコ?」と遭遇しやすいのがデスクトップ周りのカスタマイズ機能だ。Windows 10でもさほど変わっていないのだが、コントロールパネルから「設定」に移管されたため、見つけにくくなっているのも事実。今回はこれらの項目を追いかける。

「テーマ」の各設定はドコへ?

Windowsがテーマ機能を搭載したのは、「Microsoft Plus! for Windows 95」の時代(1995)までさかのぼるが、Windows 8.x以降は重視されていない。Windows 10では「設定」に項目が残っていても、内容は古いままだ。


一見すると未提供のように思われるが、「テーマ」をクリックすることでWindows 8.xと同じ「個人設定」を呼び出せる。ここから「デスクトップアイコンの変更」「マウスポインターの変更」などクリックすれば、以前と同じダイアログが開くので、デスクトップのカスタマイズはこちらから行えばよい。


ただし「デスクトップの背景」と「色」に関しては、Windows 8.xと同じウィンドウにリンクされておらず、「設定」に並ぶ「パーソナル設定」の「背景」や「色」が起動する。
Windows 8.xと同じ操作で設定したい場合は、「第5(デスクトップの背景色を自由に変更する)」や、「第6(ウィンドウフレームの配色を自由に変更する)」を参照してほしい。

Windows 10で「テーマ」は使える?

答えは「Yes」。MicrosoftWindows 7時代からはじめたテーマの提供は今でも続けられており、Windowsテーマパックファイル(.themepack)のフォーマットも変更されていない。
「個人設定」の「オンラインで追加のテーマを取得」をクリックし、Webブラウザーでダウンロードページにアクセスしよう。Windowsテーマパックファイルをダウンロードして開けば、適用される。




Windows 10になって、デスクトップカスタマイズの余地が少なくなってきたと感じている方は、気分転換でテーマを変更してみてはいかがだろうか。

2016年8月24日水曜日

Windows 10から以前のWindowsに戻る

2015年7月29日、ついにWindows 10無償アップグレードが始まった。詳しくは拙著の「Windows 10大百科」をご覧いただきたいが、アップグレード直後であれば、以前のWindows 8.1やWindows 7に戻すことが可能である。

以前のWindowsに戻せる条件

Windows 8.xやWindows 7などの各Windowsは、新バージョンをアップグレードインストールした場合、以前のWindowsバージョンに戻す仕組みを用意している。具体的には、古いWindows環境を「Windows.old」フォルダーに移動させており、ディスククリーンアップなどで削除しない限り、古いWindowsへと書き戻すことが可能だ。ただし、Windows 10無償アップグレードの場合は以下のような条件を満たす必要がある。
  • Windows 10にアップグレードしてから31日間以内
  • アップグレード後に新規ユーザーアカウントを追加していない
  • 「このPCを初期状態に戻す」を実行していない
  • Windows.oldフォルダーが残っている

Windows 10からWindows 8.1に戻す

Windows 8.1からWindows 10へ無償アップグレードした場合、「設定」の「更新とセキュリティ\回復」に「Windows 8.1に戻す」という項目が加わる。
こちらのボタンを押すと、簡単な質問が現れる。Microsoftとしては以前のOSに戻す理由を調査したいのだろう。
 
任意の項目を選択して先に進むと、Windows 8.1に戻す際の注意点が現れる。Windows 10のユニバーサルWindowsアプリは使用できず、Windows 10で行った各種設定はWindows 8.1に反映されない。単純に、「Windows 10で行った変更はすべて破棄」され、「以前の状態に戻る」と考えて構わないだろう。
 
なお、システムファイルを書き戻すため、ユーザーファイルが影響を受ける可能性は少ない。とはいえ万が一に備えて、外付けHDDやNASの共有フォルダーなど、PC本体とは物理的に異なるストレージに大切なデータをコピーしておくと安心だ。
次のメッセージは、Windows Helloなどパスワード以外の認証システムを使ってサインインしていたユーザーを対象としているのだろう。筆者が確認した限り、Windows 8.1で使用していたMicrosoftアカウントのパスワードやPINも利用できたため、それほど神経質になる必要ない。
 
最後に「Windows 8.1に戻す」ボタンを押すことで、以前のOSが書き戻される。この間ユーザーに操作を求められることはないので、そのまま離席しても構わない。
 Windows 8.1のロック画面を解除してサインインすると、見慣れたデスクトップ(もしくはスタート画面)が現れる。あらかじめWindows 10でデスクトップアプリをインストールしてみたが、ショートカットファイルは残っているものの、「%ProgramFiles%」や「%ProgramFiles(x86)%」など各フォルダーが以前の状態に戻るため、動作しなかった。
 
次回は、Windows 7からWindows 10へとアップグレードした環境にて、Windows 10からWindows 7へと戻す方法を紹介する。

2016年8月18日木曜日

DropboxとMicrosoft Office Onlineが連携強化 - 相互アクセスや編集が可能

米Dropboxと米Microsoftは9日(米国時間)、パートナーシップによる最新機能を発表した。オンラインストレージのDropboxと、Microsoftの「Office Online」が相互に接続され、WebブラウザでアクセスしたDropbox上でOffice文書(Word、Excel、PowerPoint)を編集できるようになる。

これにより、Microsoft Officeのデスクトップ版がPCにインストールされていなくても、Office文書の編集が可能。さらにPCがなくても、iOSデバイスやAndroidデバイスのWebブラウザを使って、Dropbox上のOffice文書を編集できる。編集(変更)の内容は、Dropbox上のファイルに自動保存される仕組み。
Office OnlineからDropboxへの直接アクセスもサポートされた。Office OnlineからDropbox上のファイルを開いたり、Office Onlineで作成した新しいファイルをDropboxへ保存したりできる。

2016年8月10日水曜日

無償でもこんなに使える! LibreOffice基本講座

UI/UXは時代とともに変わる傾向がある。それに伴い、アプリケーションもバージョンアップとともに、UI/UXが変わる。その背景には、デザインの流行があれば、それを反映したオペレーティングシステムの流行もある。また、デバイスがPCからタブレットやスマートフォンに変わればUI/UXも変わるし、さらには、IT業界特有の"新しいものを提供し続けなければならない"という雰囲気がそうさせるのかもしない。
しかしながら、アプリケーションは状況が変われば変化するし、転職すればまったく別のアプリケーションを使うことも出てくる。ITを使っている以上、人生は常に新しいUI/UXのお勉強が必要であり、エキスパートになったころには別の流行がやってくるというのはよくあることだ。
企業で最もよく使われているであろうオフィス・ソフトにもそんな波が訪れている。「Microsoft Office」が定番であることには代わりないが、無償で使えるオープンソースの「LibreOffice(リブレオフィス)」も企業や自治体で導入が進みつつある。
そこで本連載では、LibreOfficeの基本から応用まで、使いこなすためのノウハウを説明しよう。LibreOfficeは、Microsoft Officeと同様に、ワープロ(Writer)、スプレッドシート(Calc)、プレゼンテーション(Impress)、図形(Draw)、データベース(Base)、数式(Math)のアプリケーションが含まれている。初めに、「Writer」の使い方を紹介していこうと思う。

LibreOfficeのインストール手順

まず、LibreOfficeの最新版をサイトからインストールプログラムをダウンロードして、インストールしてみよう。本稿執筆時点でも最新版は、「LibreOffice 5.1.4」だ。本稿では、このバージョンを用いて、説明を行っていく。インストールは、インストーラーをダブルクリックして、ウィザードに従えば、完了する。

前述したように、LibreOfficeにはワープロ、スプレッドシート、プレゼンテーションといったアプリケーションが含まれているが、特に需要があるのはWriterとCalcだろう。

Writerでどのようなことができるのかは、LibreOrrice 5の解説ドキュメント(LibreOffice 5 Getting Started)をLibreOfficeのサイトからダウンロードして確認してみてほしい。このドキュメントで表現できているようなことはそのままできると思ってもらえばよい。

LibreOfficeはWindows版、Mac OS X版、Linux版のバイナリパッケージが提供されているほか、UNIX系のオペレーティングシステムであればディストリビューションごとにパッケージが提供されている。つまり、さまざまなプラットフォームで利用できる統合オフィスアプリケーションというわけだ。
本連載では、Windows 7でのスクリーンショットを中心に取り上げていくが、ほかのオペレーティングシステムでも同様のことができると考えていただければと思う。
次回からは、具体的にLibreOffice Writerの使い方を紹介しよう。

2016年8月3日水曜日

8月1日から15日の15日間、当社は大バーゲンキャンペーンを開催いたします。

Windows7/8/8.1 からWindows10 への無償アップグレードキャンペーンが、729日に終了した。
81日から15日の15日間、当社は大バーゲンキャンペーンを開催いたします。クーポンコードを使用して、全てのWindows商品は1500円を低減します。
(クーポンコードは100個だけです)数量限定のため、無くなり次第终了となります。早い者勝ち!
クーポンコード: rv84XP0a18

謹んでご光臨をお待ち申し上げます。













2016年7月28日木曜日

[計画フェーズの落とし穴]VDIならアプリのことは気にしなくてよい!?(1)

第3回・第4回で「計画の落とし穴」の1つであるサイジングに関する落とし穴について解説した。そこで、今回から3回にわたり、同じく「計画の落とし穴」の1つであるアプリケーションの検討について解説する。
デスクトップやアプリケーションの仮想化を導入する時、必ず検討する必要があるテーマの1つに「既存業務アプリケーションの移行」がある。
設計・構築の局面においては、サーバやストレージ、ネットワークなどのインフラに比べてやや軽視されがちな傾向があるが、実際に端末を利用して業務を行うエンドユーザーにとっては、むしろこちらのほうが本題である。業務アプリケーションのために端末やOS、各種インフラが存在するのであって、逆ではないからだ。
このため、少なくとも企画段階においては、既存(または近々に移行が予定されている)業務アプリケーションが問題なく動作するかどうかが、デスクトップ仮想化の中心的な検討事項となる。
この時しばしば交わされる議論に、ウィンドウズ 10 アップデート 「SBC(Server Based Computing)はアプリの互換性に課題があり、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)ではそれがない。したがって、VDIのほうが、ことアプリに関して言えばスムーズな移行が期待できる」というものがある。
これは一面では正しい。OS部分を共有し、セッション共有という特殊な形でデスクトップやアプリケーションの仮想化を提供するSBCと異なり、VDIは1OSにつき1ユーザーが割り当てられるという点で、既存の物理端末と本質的には同じアプローチである。OSも、サーバOSを用いるSBCに対して、大半の業務アプリが想定しているデスクトップOSであり、その点でも連続性を保ちやすい(OSのバージョンアップを伴う場合は別であるが)。

だが、問題はそう単純ではない。アプリケーションを動作させる上ではさまざまな技術条件が関与しており、実装に伴うわずかなディテールの違いで、今まで動作していたアプリケーションがそれまでとは同じように動作しなくなる。SBCとVDIの違いは、これらの複数の条件の1つでしかない。
企画やセールストークの段階であればともかく、実証検証、設計、構築とプロジェクトが深まっていくにつれて、このディテールが大きな壁となって立ちはだかってくる。そこで、本稿ではアプリケーションの検討に際して、陥りがちな落とし穴について説明しよう。

何を変えて、何を変えないのか

物理PC端末から仮想デスクトップの環境に移行する場合、何も変えずにそのまま移行するという考え方もある。しかし、ITガバナンスの強化や運用の効率化、コストの削減を図るため、仮想デスクトップの導入を機に、アプリケーションに対して影響のある以下の変更が加えられることがほとんどだ。ここでは、それぞれについて検討したい。
  1. SBC or VDI
  2. プール型or専有型
  3. 移動プロファイル or ローカルプロファイル
  4. 標準アプリ or 個別アプリ

(1)SBC or VDI

SBCを採用する場合、VDIと比較してライセンスなどのコスト上のメリットが大きい。しかし、最初に述べた通り、SBCでは以下に挙げるようなタイプのアプリが課題となる。

サーバOSにインストールできないもの

まず、インストーラーがそもそもサーバOSを識別して除外しているアプリケーションがある。入れることができない以上、動作検証も何もなく、ある意味最もわかりやすいNGパターンである。

サーバOSまたはRDSで動作保証がされていないもの

技術的には動作するが、メーカーが動作保証やサポートを提供していないパターンである。内製のアプリケーションでそもそも外部のサポートが必要ない場合や、交渉次第で個別対応してもらえる場合もある(VDIや物理端末で再現する場合はサポートする、など)ので、必ずしも深刻な問題とはならないこともある。
サーバOSのインストールできない、ないし動作保証もされていない場合は、サーバOSをVDIとして単一ユーザーで利用する「サーバVDI」の構成でも利用ができない。サーバVDIはSPLAライセンスの制限により、クライアントOSの利用が認められていないパブリッククラウドでよく利用されるので注意が必要だ。windows10 ダウンロード 版

RDS上での動作に問題を抱えているもの

いわゆるマルチユーザーを想定していない作りのアプリケーションがこれに当たる。一般に、「SBCはVDIよりアプリを動かすのが困難」という場合、このパターンを指す。これにより、1人目のユーザーが使っている分には何ら問題ないが、2人目が入った途端にクラッシュしたり、データが上書きされたりといったことが起こる。
これらは一例ではあるが、確かにVDIでは遭遇しないタイプの「ディテール」である。SBCを採用した場合、適切な回避方法や代替手段を持っていない場合、こうした局面で困難を抱えることになるのは事実であり、過去にRDSなどのSBCを実装、運用していた企業がVDIに乗り換える時は、大なり小なりこうした過去の失敗体験が関係している。
次回は、VDIであってもアプリケーションの動作について確認が必要になる残りの項目について検討する。

2016年7月21日木曜日

「Windows 8.1」シェア増加、「XP」は13%に減少--Net Applications調査

 Microsoftの「Windows 8.1」は、デスクトップPCユーザーの間でシェアを伸ばし続けている。Net Applicationsの調査によると、11月の1カ月間でWindows 8.1は全ウェブトラフィックの12.1%を占め、10月の10.9%から増加した。9月のシェアはわずか6.67%だった。
 これに対し、すでにサポートが終了した「Windows XP」はトラフィックに占めるシェアが減少し続けている。11月のWindows XPのシェアは13.5%となり、10月の17.1%や9月の23.8%から減少した。このペースで行くと、少なくともNet Applicationsのデータによれば、Windows 8.1は2番目にシェアの高いデスクトップOSであるWindows XPを2014年内に上回る可能性がある。
 一方、別のウェブ調査会社StatCounterの最新の統計では、Windows 8.1がすでにWindows XPから第2位の座を奪っている。同社によると、11月はWindows 8.1が10.95%のシェアを獲得し、Windows XPのシェア10.69%をわずかに上回ったという。

 StatCounterの最高経営責任者(CEO)を務めるAodhan Cullen氏は、プレスリリースで次のように述べている。「いくぶん賛否両論があった『Windows 8』の後を受けて登場したWindows 8.1は、リリース以降着実にシェアを伸ばしてきた。8月にWindows 8を上回り、11月にはWindows XPを上回った。Windows 8.1の成長軌道は力強いものだが、現在の傾向が続くとしても、2015年の『Windows 10』リリースまでに『Windows 7』を上回ることはないだろう」
 Microsoftはすでに「Windows 10 Technical Preview」で、今後リリース予定の内容を一部披露している。9月末に発表されたこのプレビュー版では、「Start」メニューの復活、新しいトラックパッドジェスチャ、サイズ変更可能なウィンドウで「Metro」アプリを実行できる機能に対応しており、デスクトップでの使いやすさを一段と向上させたOSであることが明らかになっている。
 Microsoftは2015年初め、早ければ1月にも、Windows 10の一般ユーザー向けプレビューを発表すると見られている。
 Net Applicationsが公開したWindows 8.1とWindows 8のデータを合計すると、このMicrosoftの最新OSはWindows XPに大きな差をつけて第2位になる。まだWindows 8を使っているユーザーは、11月に記録されたトラフィックの6.5%を占めていた。つまり、Windows 8.1とWindows 8を合計したシェアは18.6%となり、Windows XPの13.5%を数ポイント上回る。

2016年7月14日木曜日

Windows 10 ビルド10240時はアプリケーションの設定のみ抑止されていた「保存場所」だが、ようやくアプリケーションの保存先が選択できるようになったもメジャーアップデートが備える特徴の1つだ。「設定」の「システム\ストレージ」で設定を変更すると、別ドライブに対応するフォルダーが自動生成される。
まずユーザー名を持つフォルダーは、「保存場所」で選択したドキュメント/音楽/画像/ビデオ用サブフォルダーが作られるものの、既存ファイルは移動しない。そのため、タブレットなどメインストレージが乏しくSDカードなどで容量不足を補っている環境の場合、手動でファイルを移動した方がよい。
また「WindowsApps」フォルダーは文字どおりユニバーサルWindowsアプリのバイナリを格納するフォルダーである。こちらを直接参照する機会は少ないため説明は割愛するが、興味深いのは「WPSystem」フォルダーだ。サブフォルダーを開いてくと、セキュリティ識別子\AppData\Local……と%LOCALAPPDATA%フォルダーの一部を確認している。
察するところ、設定変更後にユニバーサルWindowsアプリをインストールした場合、そのアプリケーションが必要とするデータは、既存のドライブではなく保存先ドライブに格納する仕組みなのだろう。
ビルド10240でも「オフラインマップ」は保存先ドライブの変更をサポートしていたが、今回改めて確認したところ、保存先ドライブに「MapData」フォルダーを生成して、地図データを格納するようになった。もっともWindows 10の地図機能は前節でも述べたように、日本に関しては相変わらず使い物にならないため、早期のデータ刷新を期待したい。

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さて、ここからは節立てする方ではないものの、変化が顕著なポイントを取り上げていく。まず地味ながらも個人的に気に入っているのが環境変数Pathの編集機能である。既定設定であるシステム環境変数Pathを開くと、セミコロンで区切った文字列を1行単位で編集可能になるというものだ。
プリンターの動作に関しても変更が加わり、「デバイス\プリンターとスキャナー」に<有効にすると、最後に使ったプリンターが通常使うプリンターになります>という項目が加わった。従来のWindowsと同じく"既定のプリンター"を固定する場合はオフにしておくとよい。
「デバイス\USB」にも<USBデバイスへの接続に問題がある場合に通知する>が新たに加わった。こちらはビルド10547で実装した機能だが、今のところUSBデバイスにまつわる通知を目にしたことがない。おそらくだがUSBデバイス用ドライバーの未検出やデバイスドライバーがエラーを返した場合、あとは以前のWindowsでもあった「高速ではないUSBハブに接続されています」といった類のメッセージを通知するのではないだろうか。
目に付かない部分ではメモリー管理方法の変更も新機能の1つとなる。プロセスごとに存在する未使用ページを圧縮することで、空き領域を確保する仕組みを供え、Aul氏は「圧縮ストア(Compression Store)と呼ばれる新しい概念を追加した」と説明している。つまりベージコレクターをシステムレベルで組み込んだと考えると分かりやすいが、物理メモリーの追加が難しいタブレットや2-in-1 PCでの利用環境が改善すると捉えて間違いなさそうだ。
また、メジャーアップデート適用後のISOイメージファイルから、Windows 10を新規インストールする場合、Windows 7/8.xのプロダクトキーが使用可能になっている。これまではWindows 7/8.xをクリーンインストールし、その上でWindows 10にアップグレードしなければならなかったが、新規インストールを頻繁に行うユーザーには至極便利になるはずだ。
ただし、Windows 7/8.xからWindows 10への無償アップグレードは、あくまでも無償アップグレードから1年感に限定されている。Microsoftが猶予期間を設けない場合、2016年7月29日以降は本プロセスを使用できないと、自社のコミュニティサイトでFAQを公開している。なお、その際のライセンス認証方法は「デジタル付与権利」となる仕組みだ。違いに関してはこちらをご覧頂きたい。
現在、旧Windowsユーザーを対象に「Windows 10を入手する」(Get Windows 10、通称「GWX」)の配信を行っており、無償アップグレードの対象ユーザーはこのGWXを通じてWindows 10へのアップグレードが可能だ。このGWXは提供開始当初こそ「Windows 10のメリット」を伝える宣伝ポップアップ的な存在に留まっていたものの、後に「同日中でのアップグレード」を迫るようになり、最新のものでは特定の手順に沿ってキャンセル操作を行わない限り「アップグレードが自動予約されて指定時間にインストールが開始される」ようになってしまっている。これが「朝出社してPCを起動したらWindows 10になっていた」というインターネット上で出回る噂の原因だ。また、街の電光掲示板やKIOSK端末の操作画面にGWXのポップアップが表示されてしまう現象も多数報告されており、強引なアップグレード手法にMicrosoftへの批判が高まる理由となっている。
ただ、このGWXに関する話題には2点ほど誤解がある。まず、ユーザーの完全な同意なしに環境が完全にWindows 10にアップグレードされることはないという点、そしてビジネス用途で利用するユーザーにはGWXを通知を無効化する方法が用意されており、そもそも適切な運用がなされていれば一連の問題は避けることが可能だ。
前者については、Windows 10のアップグレードに際して、まず最初に「ソフトウェアライセンス条項(EULA)」に同意する必要があり、この手順を踏んでからでないとアップグレードは行われない。一見するとすでにWindows 10になっているように見えるが、実際にはWindows 10のインストーラが起動した直後のような状態だ。Microsoftは最初にEULAの同意を得ることに非常にこだわっているが、おそらくその理由は訴訟対策にあると考える。そのため、Windows 10にアップグレードされたユーザーは何らかの操作を経てこのEULAに同意していることになる。
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後者は、(Active Directory)ドメイン内で適切に管理されているWindows 7/8.1ではGWXの通知を無効化できるため、もし前述の自動予約を経てWindows 10のインストールが勝手に始まってしまうというのであれば、ネットワーク管理が適切ではないということになる。Microsoftは2016年以降にGWXの運用ルールを変更し、これまでドメインに参加していればGWX通知の対象外だったWindows 7 Pro/8.1 Proの2製品についても、無償アップグレード対象としてGWXが有効化されるようになっている。これを防ぐには、MicrosoftがKB3080351で説明している手順でレジストリを書き換えてGWX通知を無効化するか、あるいはWSUS(Windows Server Update Services)などを使ってユーザーのPCが直接Windows Updateを参照しないようにすればいい。なお、企業向けのEnterprise版や組み込み向けのEmbedded版WindowsはGWXの対象外となるため、そもそも通知アイコンが表示されない。よく電光掲示板やKIOSK画面にGWX通知が表示
 「Windows 10」への無償アップグレード期間が7月29日をもって終了する。Microsoftは、その日に向けた最終段階において「Get Windows 10」(GWX)プログラムを改訂し、通知画面を変更した。「Windows 7」や「Windows 8.1」を稼働させているユーザーは、あと3週間と少しで終了する無償アップグレード期間中に、全画面での通知を含む、Microsoftからの「最後のひと押し」を目にすることになるはずだ。
 詳細については、「Windows 8.1 and Windows 7 SP1 end of free upgrade offer notification」(Windows 8.1および「Windows 7 SP1」における無償アップグレード期間終了の通知)と題された同社のサポート技術情報ページで確認できる。このページには、通知画面のスクリーンショットとともに、該当画面をそれ以降表示させないようにするための情報も記載されている。


 このスクリーンショットの左下隅には、注目に値する2つのリンクがある。このリンクをクリックすることで、今までのように単に画面を閉じるのではなく、「あと3回通知する」か、もはや決意が揺らぐことはないため「今後、この通知を表示しない」のかを選択できるようになっている。
 「今後、この通知を表示しない」を選択した場合、アップグレードの通知は一切行われないようになる。
 なお、最新のGWXアプリがインストールされている場合や、以前にレジストリを変更し、Windows 10へのアップグレード通知を抑止している場合、この通知が表示されることはない。
 また、過去にWindows 10をアンインストールしている場合や、インストール時に問題が発生して元の状態にロールバックされている場合、使用しているPCがWindows 10に対応していないと判断された場合にも通知は表示されない。
 Microsoftは「Windows 10」を、更新プログラムの定期配信と新機能の随時配信が特徴の「サービス」として提供したいと考えている。
アクティブ時間の設定画面 Microsoftの主張どおり、Windows 10はある意味ではサービスである。しかし、複雑に錯綜する膨大なコードの集合体であり、暗黙的な後方互換性が確保されているという点において、以前のWindowsと実質的には同じものだ。Windows 10のセールスポイントである「新機能の随時配信」は、より高い頻度で新機能が追加されるという意味である。これは毎月配信される従来の累積的な品質更新プログラムと区別するため、「機能アップデート」と呼ばれている。
 Windows 10は7月29日にリリース1周年を迎える。その4日後にあたる8月2日、Windows 10を実行中の3億5000万台に及ぶPCに対し、大規模な機能アップデート「Anniversary Update」の配信が開始される予定だ。




 Anniversary Update(正式なバージョンは「1607」)では、従来のサービスパックが色あせるほどの大規模な改善が行われる。そんなAnniversary Updateの新機能を、最新のプレビュー版に基づいて紹介しよう。

アップデートの労力




 「Windows as a Service(サービスとしてのWindows)」であるWindows 10の不満点は、大規模な機能アップデートのインストールを頻繁に強いられることだ。筆者はこの数週間にわたり、Windows Insider Programで提供される最新のプレビュー版を、新旧入り交じる十数台のPCにインストールした。比較的新しいCPUとSSDを搭載した最近のPCでは、アップデート自体の所要時間は20分から25分程度だった(これにはダウンロードに要する時間は含めていない)。

 バージョン1607では月例の累積的な更新プログラムの扱いが大きく変更される。自動更新を延期する機能は、このバージョンでも提供されない(「Windows Update for Business」のポリシー設定を使用する場合を除く)。だが、1日の中でPCを使用している時間を、「アクティブ時間」として最大12時間まで設定できるようになる。


 アクティブ時間に設定した時間帯はWindows 10の自動更新が無効化され、作業を中断される煩わしさから解放される(少なくとも理論的には)。ダウンロードが完了した未インストールの更新プログラムがある場合は、インストールする時刻を手動で設定できる。

「Office 2016」で何が変わった?--生産性を上げる10の特長

 Microsoftが「Office 2016」を9月22日にリリースした。一見しただけでは、「Office 2013」との大きな違いは分からないかもしれない。しかし、詳しく見ていくと、生産性向上に役立つ興味深い新機能が見えてくる。
 クラウドコンピューティングから得られる恩恵が取り沙汰され始めてからかなりの時間が経つが、Office 2016はその恩恵を実現することを目指した製品だ。Office 2016はクラウドベースの、モバイルでも利用できるOfficeに期待されるものを実現すべく設計されている。Office 2016が本当によいものかを判断するには、もう少し待つ必要があるが、これまでのレビューでは好評を得ているようだ。
 この記事では、Officeソフトの決定版としてMicrosoftが世に出したOffice 2016が提供する、10の新機能や特長を紹介する。

1.リアルタイム共同編集

共同編集機能は多くのOfficeソフトでかなり前から取り入れられていたが、Office 2016ではそれをリアルタイムで行えるようになっている。これは、共同作業をしている相手が、「Word」の文書や「PowerPoint」のプレゼンテーションで、何をしているかが見えるということだ。そして逆に、自分のやっていることも相手に見える。この機能は、どこからでも、どのデバイスからでも使うことができる。

2.OneNoteのノートブック共有

「OneNote」はMicrosoft Officeの中でも特に便利なアプリケーションの1つだが、評価されていないアプリでもある。Office 2016では、OneNoteのノートブックを、好きなだけ多くの相手と共有できるようになった。OneNoteはテキスト、画像、ワークシート、電子メールを含む、およそ思いつくあらゆる種類の文書を扱えるため、同じプロジェクトに取り組んでいるチームでリソースを共有するには便利だ。もちろん、メンバーがOneNoteを知っていればのことだが。

3.Outlookの低優先メール機能

ほとんどの人は、毎日山のように電子メールを受け取っているはずだ。Outlookの受信トレイを調べて、電子メールを処理する優先順位を付ける作業を手動で行うのは、時間もかかる作業であり、生産性も下がってしまう。Office 2016では、受信トレイの機能に「低優先メール」と呼ばれる新たなカテゴリーが追加されている。これは、特定の電子メールを低優先メールに指定すると、それに類似したメールは、今後自動的にOutlookの低優先メールフォルダに振り分けられるようにになるというものだ。つまり、電子メールには重要、低優先、迷惑メール、削除の4つのカテゴリーができたことになる。

2016年7月12日火曜日

企業内プライベートWindowsストア活用のすすめ

 連載5回目となる今回は、アプリケーション配信基盤「ビジネス向けWindowsストア」の後編として、実際に簡単なユニバーサルWindowsアプリを作成し、ストアへの公開や企業内プライベートストアに登録するまでのプロセスを紹介する。

企業内アプリとビジネス向けWindowsストア

前回の「企業内プライベートWindowsストア活用のすすめ(前編)」では、パブリックなWindowsストアに公開されているアプリの中からいくつかビジネス向けWindowsストアに登録し、企業内のプライベートストアを構築する手順を解説した。いわば「アプリのセレクトショップ」を企業内に開設できることがお分かりいただけただろう。

 では、企業の内製アプリやパブリックなWindowsストアで非公開(プライベート配信)のアプリの場合はどのようにして配布するのかというと、それもビジネス向けWindowsストアからできるようになっている。もちろん、Windows 8/8.1時代と同じく、Windows 10でもアプリをサイドローディング(ストアを介さずに直接配布)することも可能だが、ビジネス向けWindowsストアを配布基盤に使うことで、よりセキュアで安全に展開できる。
 今回は、ビジネス向けWindowsストアに特定の企業向けのLOB(基幹業務)を登録し、プライベート配信するシナリオを想定して解説する。

ビジネス向けWindowsストア利用の流れとメリット

LOBアプリをビジネス向けWindowsストアで配布するまでの大まかな流れは次の通り。
  • アプリ開発者がWindowsストアに「特定の企業向け」としてアプリを登録する。
  • 登録が完了したアプリを、ビジネス向けWindowsストアの管理者が在庫として登録する
  • 各ユーザーが端末にアプリを導入する

 アプリをWindowsストアから配布することには、サイドローディングで配布することと比べて、いくつかのメリットがある。
  • セキュアである。後述するが、アプリをストアに申請した際にセキュリティテストが実施される。このためWindowsストアから導入したアプリは安全が保障される
  • 配布そのものが簡単。ストアからセルフサービスでアプリをインストールできるため、サイドローディングに比べて配布する側の手間が少ない
  • アプリを自動更新できる。アプリの更新版が登録された際に、各端末のアプリを自動的に更新する機能を備える

 ビジネス向けWindowsストアからLOBアプリをプライベート配信するためには、アプリ登録時に「特定の企業向け」とするだけであり、ストアに登録するプロセス自体は公開アプリと同じである。このため、パブリックなWindowsストアで公開されるアプリと同様に、LOBアプリであっても上記のメリットを受けることができるのだ。
 次に、具体的にLOBアプリをビジネス向けWindowsストアに登録する手順を見ていこう。

2016年7月8日金曜日

MS、「Windows 10 Pro」でWindowsストアへのアクセスを制限する管理機能を停止

 管理者が「Windows 10 Pro」ユーザーに対し、Windowsストアへのアクセスをブロックするという設定ができなくなった。
 1カ月前までは、管理者がグループポリシーを活用し、Windows 10 Proを利用している従業員がWindowsストアにアクセスできないよう設定することが可能だった。一部の企業ではこうしたアクセス制限が必要なのだ。
 それがMicrosoftは、4月にこのオプションを変更した。同社では、Windows 10の全バージョンでWindowsストアにアクセスできるようにすべきだと主張している。ただし、(@SwiftonSecurityが指摘したところによると)Enterprise版とEducation版では意図的にそうなっていない。
 もし従業員(または学生)がEnterprise版やEducation版を利用している場合、管理者は今でも「AppLocker」やグループポリシーを利用してWindowsストアへのアクセスをブロックできる。
 Microsoftの広報は、この変更があったことを認めており、Windowsストアへのアクセスを遮断する必要のある企業はWindows 10 Enterprise版を使用するようにとしている。公式コメントは以下の通りである。
Microsoftでは、企業の自社環境管理の支援に注力すると同時に、ユーザーが仕事や生活で利用するアプリとデバイスに選択肢を提供したいと考えている。Windows 10 Enterpriseには、IT管理者が企業内のデバイスを最も詳細に管理できる機能が備わっている。Windows 10 Proではその一部の機能を提供しており、大企業のIT管理者に向けたフル機能は必要ないものの多少は管理したいと考える中小企業に最適だ。Windowsストアへのアクセスをブロックする機能は、企業で所有するデバイスの管理を強化したい企業に向けたもので、Windows 10 Enterpriseにて提供される機能だ。
 Windowsストアに関する管理機能は、MicrosoftがWindows 10 1511(2015年11月のアップデート)を新Current Branch for Business(CBB)としてリリースすると公表した際に制限された。
 可視性を高めることとWindowsストアの利用を促進することが、MicrosoftにとってのWindows 10の目標の1つとなっている。

2016年7月4日月曜日

「Windows 10」無償アップグレードの通知、一部で全画面表示に

「Windows 10」への無償アップグレード期間が7月29日をもって終了する。Microsoftは、その日に向けた最終段階において「Get Windows 10」(GWX)プログラムを改訂し、通知画面を変更した。「Windows 7」や「Windows 8.1」を稼働させているユーザーは、あと3週間と少しで終了する無償アップグレード期間中に、全画面での通知を含む、Microsoftからの「最後のひと押し」を目にすることになるはずだ。
詳細については、「Windows 8.1 and Windows 7 SP1 end of free upgrade offer notification」(Windows 8.1および「Windows 7 SP1」における無償アップグレード期間終了の通知)と題された同社のサポート技術情報ページで確認できる。このページには、通知画面のスクリーンショットとともに、該当画面をそれ以降表示させないようにするための情報も記載されている。

 このスクリーンショットの左下隅には、注目に値する2つのリンクがある。このリンクをクリックすることで、今までのように単に画面を閉じるのではなく、「あと3回通知する」か、もはや決意が揺らぐことはないため「今後、この通知を表示しない」のかを選択できるようになっている。
 「今後、この通知を表示しない」を選択した場合、アップグレードの通知は一切行われないようになる。
 なお、最新のGWXアプリがインストールされている場合や、以前にレジストリを変更し、Windows 10へのアップグレード通知を抑止している場合、この通知が表示されることはない。
 また、過去にWindows 10をアンインストールしている場合や、インストール時に問題が発生して元の状態にロールバックされている場合、使用しているPCがWindows 10に対応していないと判断された場合にも通知は表示されない。

2016年6月29日水曜日

Windows 10 Insider Previewを試す,今月6回目のビルドアップ! ビルド14376登場

Windows 10 Insider Previewを試す,今月6回目のビルドアップ! ビルド14376登場 2016年6月28日(以下すべて米国時間、日本は29日朝)、Microsoftは約1,800カ所の修正と改善を加えた、Windows 10 Insider Preview ビルド14376を、Fastリングを選択したPCとモバイルデバイス向けにリリースした。また、同日にSlowリング向けにもビルド14372をリリース。いよいよAnniversary Updateの完成が見えてきた。

リリース日は8月2日?

Windows 10 Insider Previewとは直接関係ないが、昨日ちょっとした出来事があった。現在は消されているが、Microsoftは6月28日にWindows 10 Anniversary Updateを、8月2日(日本は3日)にリリースすると発表したのである。筆者もRSSフィードで取得した記事を見てリンク先を訪れたところ、既に記事は消されていた。
海外のIT系ニュースサイトによれば、「Microsoft announces Windows 10 anniversary update available Aug. 2」というタイトルのみで本文がなかったという。単純に公開タイミングを間違えた"うっかりミス"と察するが、Windows 10無償アップグレード終了直後の7月30日ではなく、数日間を空けて平日の8月2日を選択したのは、アップグレードユーザーが混乱しないように配慮したのかも知れない。
冒頭でも述べたように、本ビルドもバグフィックスや全体のパフォーマンス改善、信頼性の向上にとどまり、新機能は実装していない。Microsoft WDG(Windows and Devices Group) Software EngineerのDona Sarkar氏によれば、バグフィックス&改善は1,800カ所にもおよび、その数は過去のWindowsにおけるService Packに相当する。
興味深いのはSarkar氏の発言にある、「Today, we are pushing a few builds out to into our internal rings in addition to today’s Fast and Slow builds and as a result of that」だ。意訳すると本日中にFast/Slowリング向けにいくつかのビルドをリリースするという。BuildFeedによれば、日本時間27日の時点でビルド14379が内部ビルドとして存在する可能性があり、どこかのタイミングでインサイダー向けに新ビルドが提供されるのだろう。前回の記事で筆者は"開戦前夜"と述べたが、まだまだ甘かったようだ。

PC/モバイル版の主な改善点と既知の問題

さて、いつもどおりPC版およびモバイル版の主な改善点を紹介しよう。まずはPC版から。
  • 「ストア」の新バージョン(11606.1001.25)をリリース。パフォーマンスと信頼性が向上し、アクセシビリティが改善している。
  • 通知領域に並ぶネットワークワイコンのフライアウトからVPN接続アイコンをクリックすると「設定」が開く仕組みに変更。また、Wi-Fi接続時にフライアウトの内容が正しくない問題を修正した。
  • 開発者モード選択時にWindows Update経由で正しくパッケージを取得できない問題を修正。
  • 「ナレーター」をアップデートし、ボリュームボタンを新たにサポート。また、リストエントリーを読み上げる際にクラッシュする問題を修正。
  • ロック画面でWindows Helloを使用する際、検出前にユーザー名が表示される問題を修正。
  • UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションで文字入力が正しく実行できない問題を修正。また、ポーランド語で発生していた特定の問題を修正した。
  • ロック画面の背景が正しく表示されない問題を修正。
  • パスワードが隠れて正しく編集できない問題を修正。
  • 「設定」の検索ドロップダウンリストを開くと、正しく表示されない問題を修正。また、一部の言語で<開発者向け>の項目が空白になってしまう問題を修正した。
  • <タイムゾーンを自動的に設定する>のスイッチをオンにできない問題を修正。
  • スタートメニューのタイル上にあるアイコンが拡大表示されてしまう問題を修正。
  • マルチディスプレイ環境で高精度タッチパッドを使用すると、スクロールや拡大速度が一定にならない問題を修正。
  • Microsoft Edgeから通知を受けるとExplorer.exeがハングアップする問題を修正。
  • Microsoft Edgeで表示したWebサイトのテキストボックスでカーソルが意図しない場所に移動する問題を修正。
  • 管理者権限を持つコマンドプロンプトからmstsc.exe(リモートデスクトップ接続)で認証エラーが発生する問題を修正。
ここからはモバイル版の改善点を紹介する。
  • 「ストア」の新バージョン(11606.1001.25)をリリース。パフォーマンスと信頼性が向上し、アクセシビリティが改善している。

  • Microsoft Display Dock用ガジェットアプリケーションで発生していた問題を修正。
  • スタート画面にピン留めしたアプリケーションが、デバイス復元時にブランクになる問題を修正。また、再起動時に複数のライブタイルが更新されない問題を修正した。
  • オフラインマップへのアクセス方法を改善した。
  • 「カメラ」を2回目に使用する際、フリーズしてしまう問題を修正。
  • 片手モードでMicrosoft Edgeを使用し、リンクをタップすると動作しなくなる問題を修正。また、[Enter]キーを押した時にWebサイトが開かない問題を修正した。
  • 「カメラ」によるカメラロール機能の信頼性を改善した。
  • 「設定」の<バッテリー節約機能>と<ストレージ>の内容を正しく表示するように更新した。
  • Cortanaの言語が正しくダウンロードされない問題を修正。
  • ハイコントラストモード使用時にチェックボックス内のチェックマークが正しく表示されない問題を修正。
ここからはPC/モバイル版で確認されている問題を紹介する。ただし、PC版は既知の問題がないので、以下はモバイル版だ。
  • Microsoft EdgeでPDFファイルを開いた際にスクロールやパン、ズームといった操作ができない。
  • Lumia 830/930/1520でバッテリー寿命が著しく減少する問題。
  • Wi-Fi接続が切断してしまう問題。
  • OneDriveに格納しているバックアップ形式を変更し、サイズ縮小に努めている。その結果、Windows 10 Insider Preview ビルド14371のバックアップデータを、Windows 10 Mobile ビルド10586に復元すると、スタート画面のレイアウトが復元しないなど正しく動作しない。
現在Windows 10 Insider Previewは、モバイルデバイスで受信したテキストメッセージをPCで確認する「Messaging everywhere」機能のプレビュー版をテスト中だが、Skypeアプリケーションを利用するシナリオを有線するため、同機能をWindows 10 Anniversary Updateで提供しないことに決めたとSarkar氏は説明する。今後はSkypeチームと協力してSkype経由でMessaging everywhereを実現すると述べているが、その詳細は数カ月以内に公表されるようだ。

2016年6月28日火曜日

Windows 10トライアルを入手する方法

もうすぐ発売されるMicrosoftのOSである、Windows 10のトライアルを使用したいと熱望していますか?この新しいOSはたくさんの特長と機能性を兼ね備えています。もしWindows 10のトライアルを入手する方法を探しているのであれば、以下にWindows 10のプレビューを入手するための、短いですが包括的なガイドをご紹介しています。
Windows 10プレビューを入手
ステップ1
Windows 10プレビューを入手する最初のステップは、Windows Insider Previewにサインアップすることです。これは専門家やITのプロ、そして世界中の開発者と一緒にWindows 10の構築に携わることができます。
サインアップをするとできることは?
  • Microsoftからの最新情報のアップデートを入手でき、Windows 10の新しい課題を見つけたり、取り組んだりできます。
  • 直接フィードバックをし、OSの開発者に思っていることを伝えることができます。
  • 公開されるWindows 10のアップデートや改善をみることができ、それにフィードバックをすることもできます。
  • Windows Insider Previewでは、Windows 10に何がくるのかを確認でき、新しいOSの開発を近くで追いかけることができるのです。
Windowsデスクトップの最低システム要件
ステップ2
ここであなたのシステムが新しいWindows 10と互換性があるか確認する必要があります。Windows 10 ISO technical previewのインストールを計画する前にシステム要件を確認しましょう:
  • もし現在使用しているシステムがWindows 8.1または最新のOSバージョンの場合は、Windows 10にはばっちりです。もしWindowsの他のバージョンを使用している場合、以下の全てがあるかを確認して下さい。
  • 1 GHz以上のプロセッサ
  • 1 GBのRAM (32 ビット) または、もし新しいOSの64ビットバージョンをインストールしたい場合は 2 GB の RAM
  • 16 GB (32 ビット) 以上の空き容量のあるハードディスク
  • WDDMドライバーを搭載した DirectX 9以上の グラフィックスデバイス
  • そして最も重要なことは、Microsoftアカウントを持っていることです。
これらに加え、Windows 10プレビューのインストールを妨げる、いくつかの制限があります。これらをMicrosoftのウェブサイトで確認し、Microsoft Windows 10と互換性のあるシステムを持っているのか確認しましょう。
Windows 10 ISOプレビューをインストールするにはISOファイルが必要です。Microsoftのウェブサイトからダウンロードすることができます。ダウンロードボタンをクリックしてダウンロードを開始します。ダウンロードが完了したら、ISOファイルをUSBスティックまたはDVDに移し、インストールに使います。
ここでWindows 10をインストールしたいデバイスにこのインストールメディアを取り付け、setup.exeファイルをダブルクリックします。いくつかの簡単なステップでプレビューをダウンロードできます。


Windows 10のインストール方法
Windows 10をインストールするのは簡単です。書いてある簡単なステップに従えば良いのです。しかし、覚えておくべき、いくつかの重要な点があります:
  • Windows 10のインストールは前もって計画を立てましょう。もし大切なものをどこか別の場所に安全に保管しておきたいのであればファイルをバックアップしましょう。OSをインストールする前にあなたのシステムを確認する必要があります。
  • プレビューをインストールしたら、起動させるよう、お知らせが表示されます。ソフトウェアのインストールにはどのキーも必要ないので簡単にできます。
  • Microsoftアカウントとパスワードを使ってWindows Insider Programにサインインします。ローカルアカウントを作成するオプションも提供されます。
しかし、もしISOファイルを使用して、Windows 10 Enterprise Insiderプレビューをインストールしたいのであれば、アンインストールできないことを覚えておきましょう。さらに、PCのパーティション復元を使用してOSの以前のバージョンに戻ることもできません。もし以前のバージョンに戻る必要がある時は、パソコンにすべてのプログラムとデータを、以前のOSとともに再インストールする必要があります。


利用規約を理解する
  • ほとんどの場合、ユーザーはアカウントを作成する前に、利用規約やプライバシーポリシーを読むことの重要さを無視しています。プライバシーポリシーや利用規約に書かれていることを知らないというミスを犯してはいけません。以下は利用規約とプライバシーポリシーを承諾すると、あなたが同意したことになる点のリストです:
  • ソフトウェアはクラッシュやデータ紛失、セキュリティ脆弱性、さらにデバイスへのダメージの原因になることがあります。
  • デバイスデータと利用詳細は製品とサービスの向上のため、自動的に開発会社とパートナーに送られます。
  • Microsoft社やプログラムからプロモーションの定期的な案内を受け取ることに同意します。
  • Windows Insider Programに参加したら、広告案内の受信を停止することができません。これらの配信を停止するにはプログラムを退会しなければいけません。
Windows 10 technical previewに何を期待しますか?
  • Windows 8のスタートメニューが戻ったのが分かるでしょう。しかし、以前よりさらに整理され、簡単に使用できるようになっています。
  • スタートメニューにいつもアクセスしたいタイルやアプリを固定できます。天気予報やニュース、次のアポイントのリマインダーやゲームなどをスタートメニューに固定し、簡単で素早いアクセスができます。
  • コンピューター内であってもウェブ上であっても、何でもどこでも検索できます。検索メニューに質問を追加するだけで、Windows 10がすべてやってくれます。スタートメニューを使って、電源を切ったり、アカウントを切り替えたり、プロフィール写真を変更したりできます。
もしあなたが本当のWindowsファンであるなら、Windows 10プレビューをインストールするべきです。しかし、プレビューをインストールするには情報に基づく決定をする必要があります。Microsoftのウェブサイトですべての関連情報を入手できます。