2016年7月21日木曜日

「Windows 8.1」シェア増加、「XP」は13%に減少--Net Applications調査

 Microsoftの「Windows 8.1」は、デスクトップPCユーザーの間でシェアを伸ばし続けている。Net Applicationsの調査によると、11月の1カ月間でWindows 8.1は全ウェブトラフィックの12.1%を占め、10月の10.9%から増加した。9月のシェアはわずか6.67%だった。
 これに対し、すでにサポートが終了した「Windows XP」はトラフィックに占めるシェアが減少し続けている。11月のWindows XPのシェアは13.5%となり、10月の17.1%や9月の23.8%から減少した。このペースで行くと、少なくともNet Applicationsのデータによれば、Windows 8.1は2番目にシェアの高いデスクトップOSであるWindows XPを2014年内に上回る可能性がある。
 一方、別のウェブ調査会社StatCounterの最新の統計では、Windows 8.1がすでにWindows XPから第2位の座を奪っている。同社によると、11月はWindows 8.1が10.95%のシェアを獲得し、Windows XPのシェア10.69%をわずかに上回ったという。

 StatCounterの最高経営責任者(CEO)を務めるAodhan Cullen氏は、プレスリリースで次のように述べている。「いくぶん賛否両論があった『Windows 8』の後を受けて登場したWindows 8.1は、リリース以降着実にシェアを伸ばしてきた。8月にWindows 8を上回り、11月にはWindows XPを上回った。Windows 8.1の成長軌道は力強いものだが、現在の傾向が続くとしても、2015年の『Windows 10』リリースまでに『Windows 7』を上回ることはないだろう」
 Microsoftはすでに「Windows 10 Technical Preview」で、今後リリース予定の内容を一部披露している。9月末に発表されたこのプレビュー版では、「Start」メニューの復活、新しいトラックパッドジェスチャ、サイズ変更可能なウィンドウで「Metro」アプリを実行できる機能に対応しており、デスクトップでの使いやすさを一段と向上させたOSであることが明らかになっている。
 Microsoftは2015年初め、早ければ1月にも、Windows 10の一般ユーザー向けプレビューを発表すると見られている。
 Net Applicationsが公開したWindows 8.1とWindows 8のデータを合計すると、このMicrosoftの最新OSはWindows XPに大きな差をつけて第2位になる。まだWindows 8を使っているユーザーは、11月に記録されたトラフィックの6.5%を占めていた。つまり、Windows 8.1とWindows 8を合計したシェアは18.6%となり、Windows XPの13.5%を数ポイント上回る。

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