2016年12月28日水曜日

「ManageEngine EventLog Analyzer」の最新版

ゾーホージャパンは12月16日、統合ログ管理ソフト「ManageEngine EventLog Analyzer」の最新版を提供開始した。
 EventLog Analyzerは、Windows 10 アップデートイベントログとSyslogをはじめとする任意のテキスト形式のログ情報を取り込めるソフトウェアだ。セキュリティポリシー監視やコンプライアンス支援を実施するセキュリティ情報イベント管理(SIEM)ツールとしても活用できる。
 内部ネットワークのログを一元管理することでインシデント発生時のフォレンジック監査にも利用できる。
 最新版「ビルド11025」では、ユーザーインターフェース(UI)を刷新。全文検索エンジンをオープンソースの全文検索ソフト「Apache Lucene」から、オランダのElasticが提供する全文検索エンジン「Elasticsearch」へ変更した。シングルノードの場合にインデックス処理の速度が従来比で10%改善したWindows 7 アップグレード

EventLog Analyzerの基本構成

2016年12月16日金曜日

MS、「Windows Server」発表--サポートを6年追加可能

Microsoftは米国時間12月8日、「Software Assurance」の顧客向けの新しい延長サポートを発表した。
 Microsoftは2017年の早い時期に、「Windows Server Premium Assurance」と「SQL Server Premium Assurance」を展開する。現在の10年に加えて、さらに6年間サポート期間を延長できるものだ。Premium Assurance期間となる6年の間、顧客は「Critical(緊急)」または「Important(重要)」に分類されるセキュリティアップデートとセキュリティ情報を受け取ることができる。
 Microsoftは公式ブログで、新しい延長サポートサービスについて、「継続してコンプライアンスの要件を満たし、まだアップデートの準備ができていないシステム上のセキュリティを確実にする」必要のある顧客を支援するものと説明している。「クラウドに移行するにあたっての柔軟性」を提供するオプションとしても位置付けている。
 Premium Assuranceの対象となる最初の製品は、「SQL Server 2008」及び「2008 R2」(延長サポートは2019年7月に終了)、「Windows Server 2008」及び「2008 R2」(延長サポートは2020年1月に終了)となる。
 新しいWindows Server Premium AssuranceとSQL Server Premium Assuranceオプションは2017年より提供され、個別または同時に購入できる。一定期間(通常は3年)、対象製品の最新版をツールや特典とともに提供するMicrosoftのボリュームライセンスプログラムSoftware Assuranceのアドオンとしても購入可能だ。
 「Premium Assuranceの価格は、現在の製品ライセンス価格の5%程度でスタートし、その後最大12%までアップする。2017年6月末までに購入すれば、Premium Assuranceのコストを約60%削減できる」とMicrosoftは説明している。
 Microsoftは先月、「Office 2007」について2017年以降も延長サポートが受けられるカスタム契約オプションを企業ユーザーに提供しないという決定を下している。Microsoftによると、今後Premium Assuranceの対象製品に他の製品を加える計画はないという。