2016年8月31日水曜日

あの設定はドコ? - デスクトップやテーマに関する項目

「あの設定はドコ?」と遭遇しやすいのがデスクトップ周りのカスタマイズ機能だ。Windows 10でもさほど変わっていないのだが、コントロールパネルから「設定」に移管されたため、見つけにくくなっているのも事実。今回はこれらの項目を追いかける。

「テーマ」の各設定はドコへ?

Windowsがテーマ機能を搭載したのは、「Microsoft Plus! for Windows 95」の時代(1995)までさかのぼるが、Windows 8.x以降は重視されていない。Windows 10では「設定」に項目が残っていても、内容は古いままだ。


一見すると未提供のように思われるが、「テーマ」をクリックすることでWindows 8.xと同じ「個人設定」を呼び出せる。ここから「デスクトップアイコンの変更」「マウスポインターの変更」などクリックすれば、以前と同じダイアログが開くので、デスクトップのカスタマイズはこちらから行えばよい。


ただし「デスクトップの背景」と「色」に関しては、Windows 8.xと同じウィンドウにリンクされておらず、「設定」に並ぶ「パーソナル設定」の「背景」や「色」が起動する。
Windows 8.xと同じ操作で設定したい場合は、「第5(デスクトップの背景色を自由に変更する)」や、「第6(ウィンドウフレームの配色を自由に変更する)」を参照してほしい。

Windows 10で「テーマ」は使える?

答えは「Yes」。MicrosoftWindows 7時代からはじめたテーマの提供は今でも続けられており、Windowsテーマパックファイル(.themepack)のフォーマットも変更されていない。
「個人設定」の「オンラインで追加のテーマを取得」をクリックし、Webブラウザーでダウンロードページにアクセスしよう。Windowsテーマパックファイルをダウンロードして開けば、適用される。




Windows 10になって、デスクトップカスタマイズの余地が少なくなってきたと感じている方は、気分転換でテーマを変更してみてはいかがだろうか。

2016年8月24日水曜日

Windows 10から以前のWindowsに戻る

2015年7月29日、ついにWindows 10無償アップグレードが始まった。詳しくは拙著の「Windows 10大百科」をご覧いただきたいが、アップグレード直後であれば、以前のWindows 8.1やWindows 7に戻すことが可能である。

以前のWindowsに戻せる条件

Windows 8.xやWindows 7などの各Windowsは、新バージョンをアップグレードインストールした場合、以前のWindowsバージョンに戻す仕組みを用意している。具体的には、古いWindows環境を「Windows.old」フォルダーに移動させており、ディスククリーンアップなどで削除しない限り、古いWindowsへと書き戻すことが可能だ。ただし、Windows 10無償アップグレードの場合は以下のような条件を満たす必要がある。
  • Windows 10にアップグレードしてから31日間以内
  • アップグレード後に新規ユーザーアカウントを追加していない
  • 「このPCを初期状態に戻す」を実行していない
  • Windows.oldフォルダーが残っている

Windows 10からWindows 8.1に戻す

Windows 8.1からWindows 10へ無償アップグレードした場合、「設定」の「更新とセキュリティ\回復」に「Windows 8.1に戻す」という項目が加わる。
こちらのボタンを押すと、簡単な質問が現れる。Microsoftとしては以前のOSに戻す理由を調査したいのだろう。
 
任意の項目を選択して先に進むと、Windows 8.1に戻す際の注意点が現れる。Windows 10のユニバーサルWindowsアプリは使用できず、Windows 10で行った各種設定はWindows 8.1に反映されない。単純に、「Windows 10で行った変更はすべて破棄」され、「以前の状態に戻る」と考えて構わないだろう。
 
なお、システムファイルを書き戻すため、ユーザーファイルが影響を受ける可能性は少ない。とはいえ万が一に備えて、外付けHDDやNASの共有フォルダーなど、PC本体とは物理的に異なるストレージに大切なデータをコピーしておくと安心だ。
次のメッセージは、Windows Helloなどパスワード以外の認証システムを使ってサインインしていたユーザーを対象としているのだろう。筆者が確認した限り、Windows 8.1で使用していたMicrosoftアカウントのパスワードやPINも利用できたため、それほど神経質になる必要ない。
 
最後に「Windows 8.1に戻す」ボタンを押すことで、以前のOSが書き戻される。この間ユーザーに操作を求められることはないので、そのまま離席しても構わない。
 Windows 8.1のロック画面を解除してサインインすると、見慣れたデスクトップ(もしくはスタート画面)が現れる。あらかじめWindows 10でデスクトップアプリをインストールしてみたが、ショートカットファイルは残っているものの、「%ProgramFiles%」や「%ProgramFiles(x86)%」など各フォルダーが以前の状態に戻るため、動作しなかった。
 
次回は、Windows 7からWindows 10へとアップグレードした環境にて、Windows 10からWindows 7へと戻す方法を紹介する。

2016年8月18日木曜日

DropboxとMicrosoft Office Onlineが連携強化 - 相互アクセスや編集が可能

米Dropboxと米Microsoftは9日(米国時間)、パートナーシップによる最新機能を発表した。オンラインストレージのDropboxと、Microsoftの「Office Online」が相互に接続され、WebブラウザでアクセスしたDropbox上でOffice文書(Word、Excel、PowerPoint)を編集できるようになる。

これにより、Microsoft Officeのデスクトップ版がPCにインストールされていなくても、Office文書の編集が可能。さらにPCがなくても、iOSデバイスやAndroidデバイスのWebブラウザを使って、Dropbox上のOffice文書を編集できる。編集(変更)の内容は、Dropbox上のファイルに自動保存される仕組み。
Office OnlineからDropboxへの直接アクセスもサポートされた。Office OnlineからDropbox上のファイルを開いたり、Office Onlineで作成した新しいファイルをDropboxへ保存したりできる。

2016年8月10日水曜日

無償でもこんなに使える! LibreOffice基本講座

UI/UXは時代とともに変わる傾向がある。それに伴い、アプリケーションもバージョンアップとともに、UI/UXが変わる。その背景には、デザインの流行があれば、それを反映したオペレーティングシステムの流行もある。また、デバイスがPCからタブレットやスマートフォンに変わればUI/UXも変わるし、さらには、IT業界特有の"新しいものを提供し続けなければならない"という雰囲気がそうさせるのかもしない。
しかしながら、アプリケーションは状況が変われば変化するし、転職すればまったく別のアプリケーションを使うことも出てくる。ITを使っている以上、人生は常に新しいUI/UXのお勉強が必要であり、エキスパートになったころには別の流行がやってくるというのはよくあることだ。
企業で最もよく使われているであろうオフィス・ソフトにもそんな波が訪れている。「Microsoft Office」が定番であることには代わりないが、無償で使えるオープンソースの「LibreOffice(リブレオフィス)」も企業や自治体で導入が進みつつある。
そこで本連載では、LibreOfficeの基本から応用まで、使いこなすためのノウハウを説明しよう。LibreOfficeは、Microsoft Officeと同様に、ワープロ(Writer)、スプレッドシート(Calc)、プレゼンテーション(Impress)、図形(Draw)、データベース(Base)、数式(Math)のアプリケーションが含まれている。初めに、「Writer」の使い方を紹介していこうと思う。

LibreOfficeのインストール手順

まず、LibreOfficeの最新版をサイトからインストールプログラムをダウンロードして、インストールしてみよう。本稿執筆時点でも最新版は、「LibreOffice 5.1.4」だ。本稿では、このバージョンを用いて、説明を行っていく。インストールは、インストーラーをダブルクリックして、ウィザードに従えば、完了する。

前述したように、LibreOfficeにはワープロ、スプレッドシート、プレゼンテーションといったアプリケーションが含まれているが、特に需要があるのはWriterとCalcだろう。

Writerでどのようなことができるのかは、LibreOrrice 5の解説ドキュメント(LibreOffice 5 Getting Started)をLibreOfficeのサイトからダウンロードして確認してみてほしい。このドキュメントで表現できているようなことはそのままできると思ってもらえばよい。

LibreOfficeはWindows版、Mac OS X版、Linux版のバイナリパッケージが提供されているほか、UNIX系のオペレーティングシステムであればディストリビューションごとにパッケージが提供されている。つまり、さまざまなプラットフォームで利用できる統合オフィスアプリケーションというわけだ。
本連載では、Windows 7でのスクリーンショットを中心に取り上げていくが、ほかのオペレーティングシステムでも同様のことができると考えていただければと思う。
次回からは、具体的にLibreOffice Writerの使い方を紹介しよう。

2016年8月3日水曜日

8月1日から15日の15日間、当社は大バーゲンキャンペーンを開催いたします。

Windows7/8/8.1 からWindows10 への無償アップグレードキャンペーンが、729日に終了した。
81日から15日の15日間、当社は大バーゲンキャンペーンを開催いたします。クーポンコードを使用して、全てのWindows商品は1500円を低減します。
(クーポンコードは100個だけです)数量限定のため、無くなり次第终了となります。早い者勝ち!
クーポンコード: rv84XP0a18

謹んでご光臨をお待ち申し上げます。